レザーチェア クリーニング リペア

こんにちはいつも閲覧ありがとうございます。
株式会社セレンシー皮革メンテナンス研究室の齋藤です。
最近少しずつ暑くなってきましたね。
湿度も高くなるので、押し入れやタンスにしまってあるレザー製品がありましたら
一度出してバッグの中に新聞紙を入れなおしたり、涼しいところに陰干しして革に
呼吸をさせてあげてくださいね。
では、本日の施工紹介です。
弊社では家具のレザー製品もメンテナンスしております。
今ではかなりの実勢数になって、バッグより多いぐらいになってきました。
インテリアのレザー製品というとソファやチェアの座面などに革が使われてますが、
バッグと違い、普通の使用で局所的にピンポイントで汚れるということがまずありません。
(バッグはよく触るところがピンポイントで汚れてきます)
食べこぼしなどを除けば、割と広範囲で全体的に汚れてきます。
(割れなどの痛みは座面やアームに集中しますが)
だから汚れていることに気付きにくいんですね。しかも不特定多数の方が利用される
椅子などは汚れるのも早く全体的に汚れるので、特に気にされません。
そんなお客様にはこんな事をしてあげるととっても驚かれます。↓
半分だけクリーニングして汚れの度合いを見て頂くんですね。
(向かって左手がクリーニングした面。右手が未処理面)
これにはお客様もビックリ。
暗いところで撮影したので色も濃くなってますが、こんなに汚れていたのかと。
汚れを放置しておくとカビの原因にもなりますし、革も痛みやすいんです。
色が黒っぽくなってきているのは付着した油分が酸化して黒くなってくるからなんです。
衣類も付着した食べこぼしなどを放置しておくと黒っぽくなってきますよね?
さらにそれを長く放置しておくと付着した革や生地に酸化が及び、劣化が早まって
柔軟性や耐久性が損なわれ、割れや傷みにつながります。汚れはできる限り除去して
おくことをお勧めいたします。
もちろんクリーニングだけでは落とせない汚れや変色・擦れが発生しているところは
リペア・塗装が必要になってきます。
今回の施工もそうですが、最近白っぽい革のインテリア製品て増えてますよね?
テレビで紹介されてましたけど、部屋のイメージが軽くなって、椅子や内装を濃い色から
明るい色に変えた飲食店などでは、家族連れの来客が増えたなんてことがあるようです。
でも白っぽい色の椅子って汚れやすいですよね?メンテナンスが大変なのでは?
そんなお客様にはレザー用コーティング「インテリアガード」をお勧めさせていただいて
おります。
レザーの「防汚」「防水」効果があり、日々のお手入は水でほんのり湿らせた綺麗で
柔らかいタオルで拭いていただくだけ。工業試験の検査では3年以上の耐久性がある
ことが証明されております。具体的な名前は申し上げられませんが、誰でも知ってる
公共施設のソファなどにも使われているんですよ。
もちろん今回もしっかり綺麗にした後、「インテリアガード」を施工いたしました!
真っ白ではなく、うっすら黄色味がかったミルクセーキみたいな色でした。
こういう微妙な色は微量の色素で色が合わなくなってしまうため、色合わせは
慎重に時間をかけました。
結果
いい出来栄えです!
お客様にも喜んでいただけました。
レザーメンテナンスの事なら
セレンシーまでお気軽に!